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最新設備で日本一の省力化を目指します(搾乳ロボ6台・自動給餌機2台他)

株式会社ユニバース様(北海道十勝管内 陸別町)

最新設備で日本一の省力化を目指します(搾乳ロボ6台・自動給餌機2台他)

飼養頭数:経産牛330頭 → 500頭(2016年度中に増頭予定)
施設  :フリーストール牛舎1棟(520頭規模)・哺育舎
所在地 :北海道足寄郡陸別町(陸別町農協)
人数  :構成員3名・技術指導員1名・従業員6名(事務2名含む)
搾乳施設:搾乳ロボット6台、アブレスト(60頭用)
飼料供給:陸別町TMRセンター
■稼動開始:2016年4月
※2016年6月取材を元に更新


導入インタビュー
 

riku2016_21.JPGのサムネイル画像

複数台の搾乳ロボットをメインにした全国初のホクレン・農協出資型メガファーム(株)ユニバース様。
製品の感想を美濃島 弘典社長・大橋 広昭副社長・佐藤 慎一専務にお伺いしました。

(写真)左から:佐藤専務・美濃島社長・大橋副社長・北見支店 支店長 岩井


6台の搾乳ロボット・2台の自動給餌機

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L型に配置した2台のロボットで1群を、計6台のロボットで3群の搾乳を行っています。
搾乳が終了後、発情牛や治療牛をロボットが仕分けして、ロボット後方のホスピタルエリアへ誘導します。その後、必要な処置を行っています。

2台の給餌機で餌槽通路の両側をそれぞれ給餌し、給餌機が餌寄せも行っています。


非常に高い、ロボットの回転率

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「牛が、ロボットに慣れるのが早くて驚いています。
ロボットの稼動効率が非常に良いので、過密にならないように、フリータイムを考慮して、搾乳スピードの早い・遅いに応じて、牛群から牛を入れ替えしています。
トレーニング中の牛がいなければ、搾乳に関する作業は非常に早いですね」

搾乳ロボットを現場で見て、客観的に「すごい」と感じられるそう。


衛生面も自動給餌機のメリット
 

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「給餌作業を省力化するために、給餌機を導入しましたが、1番の目的は、頻回給餌で乾物摂取量を増やすことです。
ミキサーの給餌に比べて、乾物の採食量は1割以上アップしていると感じますし、結果的に乳量も増えています。

頻回給餌は、牛の搾乳ロボット訪問を促すことにも効果があります。
また、タイヤに土の付いたトラクターが給餌通路を走らないので、衛生的です」


床がスライド式の飼料ストッカー

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飼料ストッカーは計5台を導入。TMRに加え、配合飼料も給餌予定です。
餌を攪拌しないで給餌機に送る独自構造のストッカーも、餌の腐敗防止に役立っています。

給餌機底部のプレートで1時間おきに餌寄せも行っています。「いつでも牛が餌を食べられるし、餌押しを夜中でもできるのが大きなメリットですね」


概ね全てが順調に稼動
 

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搾乳回数が平均3.2~3.3回と多く、初年度の目標の出荷乳量より、500t程上回る予定です。

「概ね全てが順調で、メリットしか感じていません。

課題は許容の範囲内で、事故も少ないです。場長を筆頭に、従業員の全員が、役割をきちんと果たしてくれています。
牛にとっても、いい環境だと思います」


将来構想

「当面の目標は、頭数を満床まで増やして、早くフル稼働させること。そして、目視での観察と搾乳ロボットのデータを活用して、飼養管理の技術を向上させていきたいです。
最新の自動化システムを導入しているので、日本で1番、牧場作業を省力化できるように取り組んでいきたい」と今後の目標を教えて頂きました。






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