コーンズ・エージー Quality   Innovation




1頭当り月に1,000kgほど乳量が増え、収益性が上がったと感じます。

株式会社石川牧場様(宮崎県)

1頭当り月に1,000kgほど乳量が増え、収益性が上がったと感じます。

■飼養頭数:乳牛(搾乳牛165頭、育成牛20頭)
      和牛(繁殖牛45頭、子牛40頭)
■作業人数:6~7名
■給餌:ミキサー・TMR給餌 2回/日(朝・晩)
■LELY アストロノートA4 2台 2016年3月稼動開始
※2016年7月取材時

導入インタビュー

MM_IF_2016_01.jpg

株式会社石川牧場(宮崎県)
石川幸保様


2016年3月に、2台の搾乳ロボットLELY ASTRONAUT A4を導入頂いた、石川様に感想をお伺いしました。

LELY搾乳ロボットを選んだ理由は?

MM_IF_2016_02.jpg

「ロボット検討時は、アストロノートを導入している牧場を見学したり、メーカー(LELY等)の動画を見たりして勉強しました。動画では、1頭ずつ搾る様子ではなく、どうやったら牛がうまく流れるのか、牛群全体の動きを見ていました。

牛がスムーズに流れることを最重視していたので、LELYの“直進性のIフローの導線”※と“フリーカウトラフィック牛舎※”が、ロボット選定の決め手になりました」
※詳しくはこちら

牛の様子はいかがですか?

MM_IF_2016_05.jpg

「2台のロボットでそれぞれ50頭ずつ搾っています。

搾乳回数が増えたので、乳量も昨年の実績より2割程、上がりました。

以前は、年間9,500kg程の産乳量でしたが、今は11,000kg位と、1,000kg以上ロボットにしてから増えました」

乳房炎の牛には、どう対処されていますか?

現在は、以前よりも乳房炎の牛が減ったそうですが、導入初期は、乳房炎の牛が増えてしまったそう。

「それまではパーラーで搾っていたので、朝晩、牛の乳房を目視で確認できましたが、ロボット搾乳になって、人が慣れるまで時間がかかりました。それで、治療が遅れて、乳房炎の牛が一時、増えてしまいました。

今は、ロボットでの管理に慣れて、乳房炎の牛はパーラーの時よりも大幅に減りました。
1日3回の搾乳や搾乳アームのスチーム洗浄機能(PURA)、ロボット牛舎を新築して環境が良くなったことなどが影響していると思います」


牛舎で工夫された点はありますか?

MM_IF_2016_06.jpg

「ロボット牛舎の屋根に石灰を塗って暑熱対策を行いました。それが功を奏して、真夏の昼間でもロボットに入る牛の頭数は減りません。


ロボット牛舎が1番涼しいので、ハアハアと暑がる牛がいませんね」

搾乳ロボットを導入して良かった点は?

MM_IF_2016_04.jpg

「ものすごく労力が軽減しました。搾乳作業もですが、乳房炎が減ったり、繁殖成績が良くなったり、わずらわしいことが減りました。

私の牧場では、1頭当り月に1,000kg程、乳量が増えました。年間で10万kg×100頭とすると、収益が1,000万円増える計算になります。収益性が上がったと感じています」

将来の構想を教えてください。

「目標は、もう1台、3台目のロボットを導入して、既存のパーラーで搾乳している牛を減らしたいです。また、現在、2台のロボットで搾っている牛を120~130頭程度まで増頭したいです。

ロボットを入れたときの感動は、昔、手搾りからバケットミルカーに変わり、手で搾らなくて良くなったときの気持ちと同じです。ミルカーが普及したように、これからは、酪農全体がロボットに向かっていくように感じています」





loading