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家族経営の規模でも100頭以上を無理なく搾乳できる。搾乳ロボットは、それがいいと思います。

森牧場様(北海道河西郡)

家族経営の規模でも100頭以上を無理なく搾乳できる。搾乳ロボットは、それがいいと思います。

搾乳頭数:102頭(乾乳牛:18頭)

育成頭数:93頭

労働人数:3名(従業員1名)

耕作面積:54ha(グラス:30ha コーン:24ha)

森牧場様インタビュー

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繋ぎ牛舎・パイプライン搾乳から、搾乳ロボットを2台順次導入し、2011年秋に最新型モデルへ入替された森牧場様。オーナーの森 淑嗣様に、搾乳ロボットアストロノートについての感想をお伺いしました。

※森様には、他にも多数の弊社製品を導入頂いていますが、今回は搾乳ロボットに関してお伺いしました。

■導入実績

2003年12月 アストロノートA2 1号機導入
2004年10月 アストロノートA2 2号機導入
2011年10月 アストロノートA4へ2台を入替
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なぜ、搾乳ロボットを選びましたか?

頭数が多いので、「パーラー搾乳がいい」と人からは言われたのですが、労働と人を雇うということが大変そうに思えて、パーラーは自分には合わないなと。でも、繋ぎから繋ぎへの更新にも、ためらいがありました。搾乳から開放されるということで、ロボットがいいなと思いました。

搾乳ロボットにして、1番良かったことは?

搾乳に拘束されない、それが最大のメリットですね。うちには従業員が1人いますが、家族経営の規模でも100頭以上の牛を2台のロボットで無理なくできる、そこが1番いいと思います。

牛は、ロボットにすぐ慣れましたか?

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最初は大変です(笑)。ただ、慣れてしまえば大丈夫です。繋ぎからロボットへ移行して、最初の3ヶ月位は、びっしり牛追い(牛をロボットに追い込む作業)をやっていたんですが、ある日、突然牛を追うのを止めてみたんです。それでも、バルクに入る乳量は、全然変わらなくて。だったら止めてしまえと思って牛追いを止めて、今はロボットに入らない牛だけを朝晩追う形に変えました。

飼養管理で心掛けていることはありますか?

パーラーであれ、繋ぎであれ、飼養管理は一緒なので、「ロボットだから、気を付けている」ということは無いです。心掛けているのは、「牛を汚さない」ことですね。ベットメイキング、乳頭の毛刈りは、できるだけまめにやっています。
それと、自分で搾乳しないので、パソコンの飼養管理ソフトT4Cを使って、ミルクの電気伝導度などのデータを見て疑わしい牛をみつけて、早めに観察や治療をすることが重要だと思います。

乳量の変化はありましたか?

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導入当初はやはり乳量が落ちましたが、それは初妊牛を投入したので、生産乳量自体が下がったことが原因だと思います。今は年間個体乳量11,000kgと繋ぎの頃の乳量に戻ってきましたが、1頭当りの乳量を見ると、今の方が格段にいいです。

やはり餌でしょうか。ロボットは、搾乳機と給餌機が合体した機械なので、最大の特徴は、乳を出しながら、餌のコストを削減できることだと思います。

繁殖成績は、どうですか?

各牛に、反芻時間と活動量を計測するタグが付いているので、まずはそれで発情を見ています。それでもわからない牛は、NOSAIの繁殖点検を月に2回受けているので、そちらで授精をします。普段は、自家授精をしているので、飼養管理ソフトで発情アテンションが出ている牛がいれば、何時間後が授精適期か確認して、適期であれば自分でつけますし、まだ時間が空いていれば頼むこともあります。
受胎の成績としては、繋ぎの頃よりも、今の方がかなり良くなっています。

反芻カウンターは、分娩牛の立ち上がりの反芻などもカウントします。うちは分娩するとすぐロボットに入れてしまうので、餌を食べているかを反芻で確認して、発情だけではなく、健康管理の目安としても使っています。

蹄の管理は、どのようにされていますか?

削蹄は年に3回行っています。その他、夏の間は、"蹄浴を1週間行って、1週間休む"ということをできる限り、行っています。
また、蹄が痛そうな牛がいれば自分で治療するようにして、早めにそういった牛をなくすように気を配っています。

今後の構想を教えてください

現在の搾乳頭数は103頭ですが、今後は常時110頭の搾乳で、個体の日量を36kg、総乳量で1日3t800kg以上の出荷を目指していきたいです。牛を選んで、自分が理想とする牛群をこれから作っていきたいと考えています。





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