コーンズ・エージー Quality   Innovation




オーケルで巻いたら綺麗に食って、今は残餌がゼロです。牛が好む餌を作ることに尽きますね。

株式会社TMR永谷様(北海道川上郡弟子屈町)

オーケルで巻いたら綺麗に食って、今は残餌がゼロです。牛が好む餌を作ることに尽きますね。

農業機械ロールベーラー/マルチコンパクター/ラップマシン/ロールグラブ

マルチコンパクター MP/MC

Orkel(オーケル)ノルウェー

名称 :株式会社TMR永谷
所在地 :北海道川上郡弟子屈町383番地
設立 :2012年4月
機械導入:2012年3月
代表   :代表取締役社長 永谷俊様

株式会社TMR永谷 永谷俊様インタビュー

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TMRセンター設立について

「本来、牧場が望む粗飼料を作りたい、供給されたい」という希望から、自分でミニチュアのTMRセンターを作りたいと考えていました。

センター設立にあたっては、販売を委託している協力会社に賛同頂き、力を貸してもらいました。

ただ、個人での設立なので、極力コストを抑えるために、設備にはお金をかけず、オーケルで餌をパックにして供給する形を選びました。

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オーケルでロール梱包される理由は?

4年前にオーケルを視察して、それからバンカーの餌の巻き直しを少しずつコーンズ・エージーに依頼しました。
バンカーから毎日取って給餌するのと、ロールパックで1〜2ヶ月寝かせた餌を与えて比べてみると、ロールの方は牛の夏バテと乳房炎が激減しました。それで、夏場の湿度が高くて暑い時期だけでも、ロール巻きをできないかと。

ロールパックのコストとして、1個3500円の代金は高く感じます。ただ、12ヶ月ずっと費用がかかるなら莫大な経費になりますが、期間限定となると最小限で済みます。経済動物の乳房炎を0とまではいかなくても、病気を最小限に抑えて出荷できるのであれば、3500円という経費を高いと感じるか、安いと感じるか。

秋になって気温が下がると、餌の腐敗の進行も最小限になる。その時は、バンカーの餌を給餌してコストを抑え、1年間のトータルで餌にかかる費用を薄めることができればいいと思いました。

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以前の餌作りでは、どんなことにお悩みでしたか?

オーケルを使う前は、バンカーで餌を作っていて、ギ酸や乳酸菌などを入れて色々工夫しましたが、せっかくお金をかけて収穫しても、傷んで捨てる、餌の損失が大きかった。

草地改良にも、自分なりに、すごくお金と労力をかけました。
ですが、何十町もある全ての畑を草地改良すると、種代、肥料代、作業代...倒産しそうな位の経費がかかります。100町あったとして、そのうちの10町を改良しても、その他のほとんどが例年の草地。
草が良かったら乳が出るけど、草が悪かったら乳が出ない。結局、これでは、いたちごっこと痛感しました。

そこで、お金をかけるところにはかける、かけなくていいところにはかけない。何が良くて、何が悪いのか考えて実際に試して、最終的にバンカーの餌を全部巻く、今の方法を選びました。

オーケルの餌で、牛に変化はありましたか?

オーケルで餌を巻いた当初は、発酵の知識がなく失敗もしました。必要な発酵期間を待たず、すぐに与えて、牛が乳房炎になったことも。今は、発酵を理解したおかげで、餌の出来上がりが違います。嗜好性があがるのか、とにかく、牛が食いますね。

私の農場では、乳房炎が減りました。乳房炎の原因の99%は餌で、残りの1%は環境性じゃないかと、個人的には感じます。
牛が健康になって乳房炎が減ると、牛が安定して落ち着いてきて、体細胞数も減りました。今の体細胞数は、以前の数値の半分位ですね。
餌を購入された方からは「牛が変わってきた」「エネルギーが入ってくると牛が違う」と言われます。

グラスでもデントコーンでも、巻いたら綺麗に食って、無駄がなくていいですね。
バンカーの時は、1日1回、掃除するのが当たり前、捨てるのが仕事みたいなもの。今は残餌0で、掃除する餌がない。
「牛が好む餌を作る」「どんな牛でも食う餌を作る」これに尽きますね。

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機種にオーケルを選定された理由を教えてください。

オーケルを長く使っているTMRセンターの【下川フィードサービス】さんを視察した時、当時で2万個を巻いていましたが、大きなメンテナンスはベルト交換1回しかしていませんでした。長い目で見て、毎年の機械のメンテナンスや消耗を考えると、何万個も巻けるし、良い機械は良い物ができるのかなと。

芯から締めるから、ロールの密度が高いところがすごくいいですね。それと、ネット巻きは、割るときに引っかかって取れないのが嫌だったので、ビニール巻き出来ることも良かったですね。

今後の構想を教えてください。

餌を作って売るだけではなく、商品にこだわりを持って、「買って良かった」と言われる粗飼料作りを徹底します。「この餌だけで十分」という、どこにもない"魔法の餌"を小さいセンターなりの目の生き届いた技術と発酵品質で作りたいですね。





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