コーンズ・エージー Quality   Innovation




請負で何年も使って、「TMRセンターにはオーケルしかない」と思いました。

合同会社 白糠F-SEED様(北海道釧路管内)

請負で何年も使って、「TMRセンターにはオーケルしかない」と思いました。

農業機械ロールベーラー/マルチコンパクター/ラップマシン/ロールグラブ

マルチコンパクター MP/MC

Orkel(オーケル)ノルウェー

構成員:13戸
飼養頭数:1,450頭
(搾乳牛750頭、育成牛700頭)
耕作面積:800ha・バンカーサイロ25基
(デントコーン154ha、牧草646ha)
※2015年6月取材時のデータ

合同会社 白糠F-SEED様インタビュー

合同会社 白糠F-SEED(北海道白糠郡白糠町)
代表 五十嵐 政敏様


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TMRセンターの運営方法について教えて下さい

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餌の調整は、農業生産法人(株)大前産業に委託しています。センター構成員は、圃場の作業、バンカーサイロの準備や後片付け等を行なっています。

配送に関しては、13軒中、トラックでのバラ配送は9軒で、オーケルで梱包したロールの配送は4軒です。バラ配送の牧場のうち、5軒は繋ぎ牛舎で、バルメタルのバッテリー式給餌車で給餌しています。

バラ配送は受入れするために施設や機械の更新が必要だったので、既存施設を使う牧場は、週2回、ロールでの配送を行なっています。


飼料は、どのようなメニューですか?

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普及センターで飼料設計をしてもらい、個々の牧場の要望に応じたメニューを配送しています。

搾乳牛は、生産乳量が22〜23kgの牛は25kgのメニューから始めて、様子を見ながら、30kg、35kg、38kgと徐々に増やしています。


センターの餌を給餌してから、牛に変化はありましたか?

センターの餌を給餌してから、乳量は20%程度、全体的にアップしています。
牛の食い込みが上がって、エネルギーとタンパクのバランスが良くなっていると思います。乳量にあった餌を給餌することで、
エネルギーが充足しているので、繁殖成績も良くなっています。

バンカーサイロは一斉に変化が出てくるので、飼料分析をしっかり行なっています。
トータルで餌の品質を保てるように、草地改良した飼料は必ず既存の草地の飼料に混ぜて、極端に良い・悪いというバラツキが出ないようにしています。


弊社製品を導入頂いた理由を教えて下さい

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飼料調整を外部委託していることもあり、あちこちから購入すると後が大変になるので、発注先をまとめたかったということがあります。

コーンズは、白糠に釧路支店が開設されたので、センターから距離が近く、アフターサービスは迅速に対応してもらえて、大変助かっています。


オーケル マルチコンパクターのロール梱包は、いかがですか?

4~5年前から、自分の牧場でバンカーサイロのデントコーンのロール梱包請負をコーンズへ委託していました。
請負で何年も使っていたので、センターにはオーケルしかないと思っていました。他社のベーラーも見学しましたが、小さすぎるし、作業スピードも遅かったので。

オーケルの場合、デントコーンなら1時間で40〜45個は巻けます。ロール巻きのスピードが早くて、タイヤショベルでストッカーに飼料を入れるのが追いつかない程で、休む暇がありません。
これならセンターで使っても問題ないと思って、自信を持って皆に勧めました。

※ロール梱包請負(お客様の指定場所へ機械を持ち込み、ロール梱包作業を弊社が行ないます) 詳細はこちら

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オーケルで形成したロールの品質は、いかがですか?

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オーケルで巻いたロールは1個800〜1,200kgと重く、他のベーラーのロールはそれより200〜300kg程、軽くなります。

トレーラーの運送費用は、総重量(トン数)で支払いするので、オーケルのロールは重い分、運送コストは高くなりますが、ロールが大きい方が給餌や運搬の作業は楽になります。

オーケルの2/3の重量しかないロールを配るのは、作業量も作業時間も余分にかかるので、出来るだけ大きいロールの方が作業効率が良いです。


先に話したように、オーケルのロールを5年程使っていますが、高密度で巻かれて、餌の品質も良いですね。

機械の作業はタッチパネル式の操作で、委託先でも対応出来ています。メンテナンスもしっかり頻繁にしてくれているので、メーカー推奨の4万個梱包までチェーン交換しなくても大丈夫かなと感じています。


計5台導入頂いている、ポッティンガーのモアコンはいかがですか?

牽引式モアコン1台と、フロント&コンビネーションモアコンを2セット導入しました。周りの人に色々聞きましたが、ポッティンガーのモアコンは評判が良く、値段も安かったので。

傾斜の多い土地ですが、刈り残しがなく、刈った跡がとても綺麗です。
機械自体は重いのですが、PTOをまわすと、作業は非常に軽いです。他のモアコンと比べて、フローティングの利きが良く、追従性が高いですね。

トラクターも大型になるので、その点で慣れは必要ですが、ポッティンガー付属のコントローラーの操作性はいいと思います。

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今後の展望についてお聞かせください。

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今年から、離農した3軒分の圃場が増え、また、現在の構成員は小規模経営の牧場が多いことから、センターの餌の生産量の方が、飼養頭数よりも多い傾向にあります。餌の生産量を考えると、今の倍の頭数の経産牛がいても良い位です。

餌を外部販売しても、運送費を考慮すると収益は上がりません。センターで生産する餌を構成員で使い切ることが、センターの収益向上に直結します。
そのため、生産量に見合った頭数まで増やすために、共同での大規模化やセンターで搾乳部門を立ち上げる等、法人化に向けた検討を進めています。


TMRセンターを設立する上で、考慮した方が良いと感じる点はありますか?

当初、事務員は1名でスタートしましたが、非常に事務作業の負担が多く、増員して2名体制にしました。他の地域のセンターを視察して業務内容は把握しているつもりでしたが、始まってみると、想定以上に業務が多かったので、構成員数に応じて考慮が必要だと思います。
設立の話し合いでは、強力に推進する人がいれば早くに色々決まると思いますが、私達の場合は、全員で話し合って進めました。その時に、個々の経営を優先すると進まないので、譲り合って物事を決めていきました。


コーンズエージーに一言お願いします

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釧路支店の人達は、高い知識や技術力を持っていて、一生懸命やってもらっています。篠原さんには、最初からずっとサポートしてもらっていて、アフターサービスは満足しています。

コーンズが扱う機械は、マニアックな機械が多いなとも感じますが、他には無い、良い機械を輸入してきていると思います。


フォトギャラリー

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