縦型ビーターには上から下まで一体化した散布用の羽が取り付けられています。そのため、ビーター軸に間隔をおいて複数の羽を取り付ける従来型に比べ、より連続した均一で細やかな散布が可能になりました。ワイドな幅の連続散布が、燃料消費を抑え、作業の効率化を図ります。
耐久性を高めるため、床面に金属疲労や歪みの起きにくい柔軟性のある鋼材を使用したA型フレームを装備しています。頑丈なフレームは最大限まで堆肥を積んだ状態で、起伏の多い圃場を移動した場合の衝撃にも耐えることができます。
堆肥の押し出し荷重を軽減するために、滑走面が滑らかなポリエチレンボードを採用しています。凍結堆肥のパネルへのへばり付きも解消され、様々な状態の堆肥を軽快にプッシュゲートが後方ビーター近くまできれいに押し出します。
1軸4輪と幅広フローテーションタイヤにより、春作業の軟弱な圃場でも安定走行できます。万が一の急旋回時でもオフセットアクスルを装備しているため、前輪の接地圧を軽減し、圃場を傷めることなくスムーズに旋回できます。また、適度なドローバーヒッチ荷重は、牽引力を増大させ、低馬力域のトラクターでも軽く引っ張ることができます。
ハーゲドン社独自のプッシュゲート用油圧シリンダーは、二段式で堆肥を綺麗に押し出します。二段式油圧シリンダーは、チェーン式と比較して消耗部品が少なく、高い信頼性を誇ります。開放型のため、保守管理も容易です。