特長
ミドルレンジの新基準となる5シリーズは、最も汎用性が高く、フレキシブルな作業が求められる中馬力帯トラクターにふさわしい機能を多く搭載しています。未来的でアグレッシブルなデザインと環境に優しい3.6L最新型ドイツエンジン、3速パワーシフトを搭載しています。
視認性の高い4ピラーキャビンは遮るものが少なく、フロントローダー作業や狭い場内の管理作業でも見切りがよく、安全性にも寄与しています。
ローダーレディーキット(工場製造時オプション)は、ローダーフレーム(純正)とジョイスティックコントロールが備わり、スマートな操作を実現します。
創業以来、ドイツファールは成長を続け、リーディングカンパニーとして農業機械の技術革新を牽引しています。その卓越性はトラクター分野に留まらず、収穫機械の分野でも長い歴史と専門性を有しています。
ドイツファールは世界中のファーマーから高い評価と支持を集め、今もなお、技術革新のスピードを緩めません。例えば、排ガス規制に準拠したSCR(選択式触媒還元システム)やDOC(ディーゼル酸化触媒システム)、高効率のTTV(無段変速)トランスミッション、低燃費の油圧システム、精密管理のためのコントロールモニターなどの最新技術を次々に導入しています。
これらは新たなレベルでの「パワーと効率性」をコンセプトとし、さらに、環境への負荷軽減も設計基準として設けました。
そして、開発されたトラクターは、数々の国際的な技術賞を獲得し、高出力トラクターの可能性を大きく広げています。
機能
■側面も見渡し易い4ピラーキャビン
■ローダーレディーキット用ジョイスティックマウント
■各種情報表示するドットマトリックス液晶をダッシュボード中央に配置
■安全、確実な操作を実行できる右側コンソールパネル
■ローダーレディーキット対応
ダウンサイジングした3.6L 4気筒エンジンは、燃費・環境性能に優れています。排気ガス浄化システムは、SCR(選択式触媒還元)、DOC(ディーゼル酸化触媒)を組み合わせることで欧州排ガス規制Tier4Finalに適応しています。いずれのシステムも限られたスペースに整然と配置されておりメンテナンス性を損なわないように設計されています。
■クリープギヤ(オプション装備)
管理作業で操作性を高めるクリープギヤを標準装備しています。
■ストップ&ゴーシステム
クラッチを使用せずにブレーキだけで停止・発進が可能です。前後進の切り替えが多いフロントローダーの作業や狭い場内の作業時に便利です。
5シリーズの純正フロントローダーは、機械式平行リンクがローダーフレームの中に内蔵されているため、ローダーの重心がトラクターの中心に近く、フロントアクスルの負荷が軽くなります。さらに、ローダーアームの上側に平行リンクが無く、視界を広く確保します。
また、5シリーズ全機種に、ダブルポンプのエコノミー油圧システム(55L/分)が組み込まれ、低いエンジン回転数でも、素早いローダーサイクルタイムが得られます。そのため、無駄にエンジン回転数を上げる必要がなく、燃費軽減につながります。
仕様
フォトギャラリー