特長
ミドルレンジの新基準となる6シリーズ4気筒は、最も汎用性が高く、フレキシブルな作業が求められる中馬力帯トラクターにふさわしい機能を多く搭載しています。未来的でアグレッシブルなデザインと環境に優しい3.6L最新型ドイツエンジン、3速パワーシフトを搭載し、さらにTTVトランスミッションも選択可能です。
キャビンは快適性と非常に機能的な作業環境を備え、圃場作業から取り回し性能が必要なフロントローダー作業まで対応するため、多くの選択肢から必要な機能を選ぶことができます。
ローダーレディーキット(工場製造時オプション)は、ローダーフレーム(純正)とジョイスティックコントロールが備わり、スマートな操作を実現します。
創業以来、ドイツファールは成長を続け、リーディングカンパニーとして農業機械の技術革新を牽引しています。その卓越性はトラクター分野に留まらず、収穫機械の分野でも長い歴史と専門性を有しています。
ドイツファールは世界中のファーマーから高い評価と支持を集め、今もなお、技術革新のスピードを緩めません。例えば、排ガス規制に準拠したSCR(選択式触媒還元システム)やDOC(ディーゼル酸化触媒システム)、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)、高効率のTTV(無段変速)トランスミッション、低燃費の油圧システム、精密管理のためのコントロールモニターなどの最新技術を次々に導入しています。
これらは新たなレベルでの「パワーと効率性」をコンセプトとし、さらに、環境への負荷軽減も設計基準として設けました。
そして、開発されたトラクターは、数々の国際的な技術賞を獲得し、高出力トラクターの可能性を大きく広げています。
機能
人間工学に基づき設計され、視認性の高いフロントガラス、アクセスが容易な広いドア、10箇所の通気口による空調システムなど快適性を追求したキャビンです。
■6ピラーキャビンで前後左右のスペースを確保
■フレッシュエアーを取り入れやすい開閉式サイドウィンドウ
■視認性が高いステアリングチルト一体式ダッシュボード
■2種類のエンジンスピードメモリー
■キャビンサイド及び前後ルーフライト
■ローダーレディーキット対応
※写真は
ダウンサイジングした3.6L 4気筒エンジンは、燃費・環境性能に優れています。排気ガス浄化システムは、EGR(排気ガス再循環)、DOC(ディーゼル酸化触媒)、DPF(微粒子捕集フィルター)の組合せで、欧州Stage4排ガス規制(国内第4次規制)をクリアしています。
6120はDOCとSCRで構成されておりよりシンプルです。
■クリープギヤ ※オプション
管理作業で操作性を高めるクリープギヤを装備しています。
■ストップ&ゴーシステム ※パワーシフト標準装備
クラッチを使用せずにブレーキだけで停止・発進が可能です。前後進の切り替えが多いフロントローダーの作業や狭い場内の作業時に便利です。
■SDDクイックステアリングシステム
SDDボタンを有効にすると油圧パワステのローター吐出量が倍増されて、フルロックまでのステアリングホイール回転数が2.2回転で済みます。狭い枕地での旋回やフロントローダー作業で作業効率を高めます。
6シリーズの純正フロントローダーは、機械式平行リンクがローダーフレームの中に内蔵されているため、ローダーの重心がトラクターの中心に近く、フロントアクスルの負荷が軽くなります。さらに、ローダーアームの上側に平行リンクが無く、視界を広く確保します。
また、6シリーズ全機種に、ダブルポンプのエコノミー油圧システム(60L/分)が組み込まれ、低いエンジン回転数でも、素早いローダーサイクルタイムが得られます。そのため、無駄にエンジン回転数を上げる必要がなく、燃費軽減につながります。
仕様
フォトギャラリー
ムービー