特長
世界的に高い評価を得ているサプライヤーのコンポーネントを多く採用し、高次元のシステムとして統合されています。エンジン、トランスミッション、油圧、電子制御システムの全てが最適化され、最小限の燃料消費で最大のパフォーマンスを実現します。
燃費効率はDLG(ドイツ農業協会)の公式テストで、同じ馬力帯のトラクターの中でも特に優れた数値を示し、その性能が証明されています。
パワフルなドイツエンジンとスムーズな操作感をもたらすパワーシフトトランスミッション、大胆かつ滑らかで個性的なデザインが特徴です。
トランスミッションは、フルオートマチックRCシフトと6速パワーシフトから選択でき、操作性にも優れています。
創業以来、ドイツファールは成長を続け、リーディングカンパニーとして農業機械の技術革新を牽引しています。その卓越性はトラクター分野に留まらず、収穫機械の分野でも長い歴史と専門性を有しています。
ドイツファールは世界中のファーマーから高い評価と支持を集め、今もなお、技術革新のスピードを緩めません。例えば、排ガス規制に準拠したSCR(選択式触媒還元システム)やDOC(ディーゼル酸化触媒システム)、パッシブDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)、高効率のTTV(無段変速)トランスミッション、低燃費の油圧システム、精密管理のためのコントロールモニターなどの最新技術を次々に導入しています。
これらは新たなレベルでの「パワーと効率性」をコンセプトとし、さらに、環境への負荷軽減も設計基準として設けました。
そして、開発されたトラクターは、数々の国際的な技術賞を獲得し、高出力トラクターの可能性を大きく広げています。
機能
360°の可視性を誇るクリアビューコンセプトのキャビン。
大きなウインドウとスリムなフレーム、スロープボンネットと円形マッドガードの組合せで、遮るものの何もないオールラウンドの視界を確保しています。
空調システムは、大容量ファンコントロールにより、短時間で加温、冷却が可能で、14箇所の通気口で快適な環境を維持します。
上位のTTVシリーズ同様に、1本のジョイスティックでトランスミッション、外部油圧、リアリフト、ヘッドランドマネジメントなど主要機能を指先で操作することができます。
使用頻度に応じてボタンやレバーをグループ化して配列し、機能別に色分けしています。
使用頻度の高いトランスミッション系の操作、PTO、リヤリフト、ハンドアクセル、エンジンスピードメモリー、4WDとデフロックの操作機器をアームレストに集中配置しています。
フロントリフト(オプション)を装備した場合は、専用のコントロールスイッチで操作できます。
環境への配慮と燃費効率を高めるために最新技術で開発されたドイツエンジンが、最大限の生産性と効率性を達成します。最新型ドイツエンジンは、レスポンスに優れ、エンジン回転数が低い程、トルクを発揮します。
排気ガス処理システムは、SCR(選択式触媒還元)とパッシブDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)を採用。DPFは通常のフィルタと比較して、追加燃料の噴射を必要とせず、周囲に熱が発生しない、フィルタが素早く再生するといった特長があります。国際的な排気ガス基準に適合しながら燃費効率を高め、燃料とアドブルー消費量を旧型エンジンよりも5%削減しました。
■RCシフト(フルオートマチック)
前進54段×後進27段(クリープ付)の全自動RCシフトです。作業シーンに応じてマニュアル、6速パワーシフトを自動制御するセミオート、全てを自動で制御するフルオートの選択が可能です。常に最適な速度とパワーを実現し、トレーラー搬送作業では最大15%の燃費を軽減します。
■6段パワーシフト
信頼性で定評のあるZF社の6速パワーシフトトランスミッションを新たに搭載。前進30段×後進15段の幅広いシフトコントロールを実現し、5~20km/hの常用作業速度域で17速ときめ細かな選択が可能です。オプションのクリープギヤで前進54段×後進27段にも対応します。
120L容量を持つクローズドロードセンシングポンプによる外部油圧は4系統を装備し、油圧トレーラーブレーキも全機種に標準装備しています。
ラップマシーンやポテトハ―ベスターのような常時、油圧オイルを循環させて使用する作業に便利なフリーリターンカプラーも装備しています。
9,200kgまたは10,000kgのリヤリフト持上げ揚力は、コンビネーションシーダーやディスクハローなど、大型の直送式作業機の装着にも十分適応します。
仕様
フォトギャラリー
ムービー