塚田牧場様(北海道十勝郡)
MILKLINE(ミルクライン)イタリア
■飼養頭数:180頭(搾乳:110頭・育成:55頭)
■搾乳人数:2~3名
■搾乳回数:2回/日
■餌寄せ回数:24回/日(ロボット利用)
温かみのある木造の牛舎新築に伴い、ミルクライン社ミルキングパーラー、牛舎照明の自動制御システム、発情検知システム、餌寄せロボット、ミルク冷却・哺乳機器、カウブラシ等、多数の製品を導入頂いた北海道十勝郡浦幌町の塚田様ご夫妻に、製品の感想をお伺いしました。
※写真:(左)塚田健一様・(中央)コーンズ・エージー大樹支店 伊東健行・(右)塚田靖子様
以前は、築35年位が経ったフリーストール牛舎でしたが、密飼いでベッドも足りなくて...。アブレストパーラーまで牛を移動させて搾っていたのですが、移動距離が長くて、ゴムマットを敷いても足を痛める牛が多く、もう限界でした。搾乳にも時間がかかっていたので、新規導入を決めました。
ボタン操作1つでスタートして、すごく使いやすいです。同業の友人が搾乳に来ましたが、「これはいい機械」と言われましたし、搾った人はみんな「楽しい」と言いますね。操作がわかりやすくて、これなら従業員が搾るようになっても大丈夫です。両親も、すぐに使えるようになりました。
搾乳状況が表示されるディスプレイも搾乳しながら見て"何kg出ているか""どの乳房が止まったか"などもチェックしています。
明るさの影響なのか、以前は朝の方が夜よりも乳が張っていたんですが、今は夜の方が張って、乳量も出ますね。餌の設計は変えていませんが、1頭当り1〜2kg程、乳量が増えています。
それと、牛舎が明るいと、発情の活動が活発で、よく他の牛に乗っているような気がします。反芻している時間も、前より長くなりましたね。
※塚田様の牛舎照明は、朝5時〜夜21時を明るく保ち、夜21時〜朝5時はナイトライト(牛に見えない赤色ライト)の設定です。
牛舎内の照度を判別して、規定の明るさを保つように、自動制御で照明の点灯を行います。
完璧です。人間が見つけられない発情も、わかります。これまで見逃していた発情牛を年に5〜6頭見つけることができれば、2〜3年で元は取れますよね。同じ機械で低活動の牛もわかるので、発情と一緒にチェックして、健康管理に利用しています。
将来的には、もう1棟牛舎を建てて、従業員を雇用したいと考えています。牛舎作業を従業員に任せられるようになったら、乳製品の製造や販売、レストランとの提携などをしていきたいですね。