特長
効率の高い搾乳と高度な飼養管理を両立する、最新技術を駆使したミルキングパーラーです。搾乳に必要なシステムを独自技術でコンパクトに一体化しています。
搾乳ユニットは、通常タイプの「ミルプロダイナミック」と分房別の搾乳管理機能が付いた「ミルプロP4C」の2種類からお選びいただけます。
搾乳規模に応じて、円形のロータリーパーラー、並列型のダブルアップ(パラレル)パーラーをご用意しています。
ストールやキャビネットは、機能別にラインナップを揃え、お客様のご要望に合わせて、最適なパーラーシステムを設計します。
イタリアで酪農生産システムの開発・設計を行うミルクライン社と、飼養管理や搾乳機器などに特化したイスラエルの製造メーカーSCR社の技術提携で開発されました。
搾乳時に得られるミルクのデータはもちろん、発情検知や健康管理に役立つ様々なデータを収集して、飼養管理に役立てることができます。
ミルクラインパーラーで使用する個体識別タグ(SCR社製)は、高い技術力と信頼性を誇り、LELY社の搾乳ロボット アストロノートでも採用されています。同タグは、世界50ヶ国18,000牧場で、4,500,000頭(2015年10月)の牛に装着されています。
機能
飼養管理のご意向に応じて、通常タイプの搾乳ユニット「ミルプロダイナミック」と分房別にミルクデータ計測を行うことができる高機能タイプ「ミルプロP4C」からお選びいただけます。
パラレルパーラーのクローは、人間工学デザインされた搾乳ユニット用ハンドル【ミルグリップ】(特許出願中)が付いています。
搾乳ユニットは、クローの内部に特許取得の円盤型ディフレクター(特許取得)を内蔵しています。ミルクがクローの壁沿いに流れ落ち、直接クローに流下しないため、一般的なクローで起こるミルクの乱流(ミルクが一斉にクローへ流出しティートカップへ逆流する現象)を防ぎます。
乳頭間の乳房炎感染に効果を発揮します。
搾乳終了時はミルク流量を感知して搾乳を停止し、過搾乳を防止します。
「ミルプロP4C」は、1本ずつ停止するため、より乳頭に優しい設計です。搾乳を停止する際のミルク流量は個別設定が可能です。
そのほか、搾乳の開始時と終了時に拍動回数を増やし、搾乳を促すマッサージ機能も備えています。
乳房に優しくソフトな感触で不快な刺激を与えない独自開発のシリコンライナーMILPRO(ミルプロ)、STIMULOR®(スティミュラー)を使用しています。
内部は非常に滑らかで、マウスピースがしっかりした形状のため、せり上がりスリップを防止します。密着性が高く、張力強度が持続する、長寿命のライナーです。
分房別にミルクの電気伝導度を測定し、異常があればディスプレーに分房位置と5段階レベルでの警告をリアルタイムに表示します。
4本合乳で測定する場合は数値が平均化されてしまうため、乳伝導度の異常を見逃すケースもありますが、分房別に測定することで正確な検知が可能になります。潜在性段階の乳房炎検知に非常に役立つ機能です。
搾り終わった乳房から1本ずつ搾乳を自動で停止し、4本全て止まった時点でミルカーが自動離脱します。各分房の泌乳バランスが異なった個体でも、過搾乳を防止できます。
*写真はテスト用シェル(通常はステンレスシェル)
ソフトウェア
仕様
フォトギャラリー
ムービー
よくある質問
導入事例
■飼養頭数:約230頭(成牛200頭・育成牛30頭)
■作業人数:2~3名
※掲載データは2015年7月取材時点
■飼養頭数:260頭(成牛200頭・育成牛60頭)
■作業人数:7名+パート2名
■パーラー稼働年度:2015年4月
■給餌回数:1回/日 餌寄せ:2時間間隔(JUNO)
※2015年6月取材時のデータ
ミルクラインミルキングパーラーを導入頂いたお客様に、選定理由や導入効果をお伺いしました。
三軒共同経営
■ミルキングパーラー(ロータリー型)60ポイント
■牛舎付帯設備(300頭牛舎×2棟)
■ホスピタルエリア
■管理室
■飼養頭数:250頭(搾乳頭数 115頭)
■搾乳人数:2~3名
■搾乳回数:3回/日(5:30~/13:00~/18:00~)
※昼の搾乳は半数
■飼養頭数:180頭(搾乳:110頭・育成:55頭)
■搾乳人数:2~3名
■搾乳回数:2回/日
■餌寄せ回数:24回/日(ロボット利用)
■飼育頭数 230頭(搾乳:110頭・育成:125頭)
■搾乳者人数 3名
■搾乳回数 1日2回
印刷用PDFはこちら KFarm_zirei_ML.pdf