有限会社 みどり牧場様(北海道河西郡中札内村)
LELY(レリー)オランダ
■飼養頭数:600頭
■搾乳頭数:315頭(ロボット搾乳牛:236頭)
■作業人数:15名(ご本人・奥様・従業員5名・パート8名)
■搾乳ロボット稼動開始:2017年5月
■導入設備
・アストロノートA4×2台
・アストロノートA5×2台
・餌寄せロボット JUNO
・ミューラー社 バルククーラー
・GEAフール社 バーンスクレッパー
・ミルクライン社 ミルキングパーラー
・シトレックス社 PREMIAM-MAXI200 ほか
※2021年7月 取材時の情報
有限会社みどり牧場(北海道河西郡中札内村)
代表取締役 阿部崇訓 様
牛の頭数が増え、パーラーでの搾乳時間が長くなったことがロボットを導入しようと思った最初のきっかけでした。現状の搾乳頭数のままで労働力を削減するための解決策がロボットの導入でした。
レリーを選択したのは、同じ地区内にレリーのユーザーが多かったことですね。A2の頃から長年ロボットを使用しているユーザーが身近にいて、ロボットの良さはいつも聞いていました。導入するならレリーしかないなと思っていました。
導入したいと思ったタイミングで事業を使うことができたというのも後押ししてくれたと思いますね。
パーラーでは見ることができなかったデータがT4Cで見ることができるようになった点です。
自分の目で見て気づいた発情牛や体調不良の牛が、T4C上にデータでも表示されていると、自分の目が正しかったなという確認にもなります。自分では気づかなかった牛の事もロボットがデータで教えてくれるので、作業上メリットが出ました。
最初に新築牛舎でA4を2台導入し、ロボット搾乳に好感触を得ることができましたので、さらなる省力化のために既存牛舎にA5を2台導入することを決めました。
いまロボットを導入する事で、将来的に雇用問題が発生した際も対応できると思っています。ロボットは先行投資ですね。
新築牛舎はロボット2台2群のレイアウトになっており、1群にそれぞれ1台ずつ配置しています。ロボット裏には注意牛エリアも設け、効率良く作業が行えるようになっています。
既存牛舎はパーラーエリアの反対側にロボット2台を配置した、2台1群のレイアウトです。新築牛舎でのロボットの経験を活かし、既存牛舎での配置にこだわりました。
一番は作業性の重視ですね。既存牛舎はパーラー搾乳時の牛の移動や除糞作業がとてもやり易く、使い勝手の良い牛舎です。この牛舎を生かしてロボットを導入したいと思い、試行錯誤して実現することができました。ロボットを導入したいと思ったら導入するべきですね。
パーラー更新のタイミングで、ロボットのみにするか、ロボットを増台するかを検討しています。