特長
牛のコンディション維持や乳質・乳量を左右する給餌は重要な作業ですが、その労働負担は重く1日の給餌回数を増やすことは容易ではありません。
給餌の省力化を図り、飼料の効率的かつ質の高い給餌を実現します。
給餌ロボット「レリー ベクター」は、給餌走行だけでなく、一定時間ごとに給餌通路を餌寄せ走行しながら、残飼量をチェックします。
飼料が少ない場合は、飼料倉庫へ移動し牛群ごとに合わせた飼料の量をミキシングし給与することで多回給与による採食量の増加と残飼量の削減が期待できます。
頑強に設計されたホッパー内にはナイフも装備され、飼料タイプに合わせてナイフの数量等の選択が可能です。
また、プログラムにより出入りのタイミングを変更できるステンレススチール製の自動カウンターナイフが、素早い切断を可能にします。
不定形な飼料やロールベールにも対応し、飼料をミキサーへ積み込みます。
グラバー自体が重量を計測するため、飼料搭載時誤差がある場合は検知し、自己修正を行うため正確な積み込みが可能です。また、飼料の残量をレーザーで検知します。
機能
セーフティーセンサーにより障害物との接触を感知し停止。また、LEDランプを搭載、暗い牛舎でもベクターの位置が認識できます。
超音波センサーで壁やフィードフェンスとの距離を読み取りながら走行。左右両方の読み取りが可能で、直進、後進、回転、待機が可能です。
障害物をスムーズに乗り越えるため、スカートをリフトアップする機能を搭載しており段差や勾配の走行が可能です。
ソフトウェア
仕様
フォトギャラリー
ムービー
導入事例
■飼養頭数:444頭
■搾乳頭数:219頭(搾乳ロボット:174頭、つなぎ牛舎:45頭)
■作業人数:5名(佐藤様ご夫婦・島田様ご夫婦、従業員1名)
■導入設備
・給餌ロボット ベクターMFR×2台
・フィードグラバー
・アストロノートA5×4台
・哺乳ロボット CALM
・クライバーグ社 牛床用マットウイングフレックス
・クライバーグ社 通路用マットキュラ
・シュアー社 カウブラシ2ブラシシステム
・GEA フール社 バーンスクレッパー
※2023年4月 取材時の情報
■飼養頭数:250頭
■搾乳頭数:100頭(搾乳ロボット:85頭、アブレストパーラー:15頭)
■作業人数:4名(ご本人・ご家族3名)
■導入設備
・アストロノートA5×2台
・給餌ロボット ベクター
・フィードステーション Cosmix
・Valmetal社 飼料用ストッカー×2台
・SECCO社 自動換気システム
・GEA フール社 バーンスクレッパー
※2021年8月 取材時の情報