桑原牧場様(北海道十勝 幕別町)
FutureCow(フューチャーカウ)アメリカ
■飼養頭数:約230頭(成牛200頭・育成牛30頭)
■作業人数:2~3名
※掲載データは2015年7月取材時点
桑原牧場様では、ひとみ様がほぼ1人で、150頭前後を1時間半以内という、短時間で搾乳されています。
「このパーラーを選んだ理由は、担当が伊東さんだったから」と笑顔で語る桑原様。
4本の乳頭を分房別にデータ計測し、搾乳が終了すると分房別に停止する「ミルプロP4C」仕様のミルキングパーラーをご利用頂いています。
「1年経って、P4Cの搾乳に慣れてきました」とお話される、ひとみ様。
何かを変えると、牛の状態が変わってしまうので、変化を少なくすることを常に心がけながら搾乳されています。
「以前は、朝晩、1人で150頭の前搾りをしていたので、手が痺れてしまって、大変でした。乳頭洗浄ブラシを使うようになってからは、作業の負担がなくなりました。
洗浄しながら前搾りが出来るので、オキシトシンが分泌されて、非常に作業効率がいいです」と、ひとみ様。
ブラシユニットが重たいのではないか、と導入前は考えていたそうですが、「慣れると、重くありません」とのこと。
消石灰が付着した乳頭は、以前はペーパーでこすっても、なかなか綺麗になりませんでしたが、今は、洗浄水と回転ブラシで乳頭がふやけるので、すぐに綺麗になり、乳頭にも優しくなりました。
「本当は、3つの牛舎のふん尿搬出を一緒にしたかったけれど、さすがに遠くて無理だったので、隣り合わせた2棟の牛舎のふん尿搬送システムにしました。
前例は無くても、"とにかく、やって"と伊東さんにお願いしました(笑)」
2棟の牛舎のふん尿を一緒に搬出するシステムの施工は弊社も初めてでしたが、製造元のカナダのGEA Houle(ゲアフール)社のアドバイスのもと、牛舎を連結するふん尿搬送システムを設置しました。
※桑原牧場様 糞尿搬送システム図面・導入製品 PDF
「とにかく、餌が1番、大事です。餌を変えると、2・3日で牛に変化が出てしまい、餌が良くない場合は牛の健康状態もすぐに悪くなります」とひとみ様。
桑原牧場では、桑原様が代表理事を務める「農事組合法人 青雲TMRセンター」で生産する餌を給餌しています。同センターは8戸共同で505haを管理し、11基のバンカーサイロで調整しています。
「圃場が点在しているので、同じバンカーサイロでも、畑が違うと品質に差が出ます。今は、順番に草地改良をしながら、高品質の飼料を安定的に供給できるように努力しています」と教えて頂きました。
※掲載データは2015年7月取材時点
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左から:①新牛舎と既存牛舎を繋ぐガタークリーナー(ケーブル式) ②スクレッパー ③スラリーストアへのふん尿圧送を行うマグナムポンプ
④牛舎内のふん尿搬送ガタークリーナー(油圧式) ⑤スラリーストア ⑥スラリースプレッダー
■桑原牧場様 ふん尿搬送システム図面・導入製品 PDF