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1頭あたり1日4リットル程度の哺乳量であれば、哺乳ステーション1台で20〜25頭飼養の場合でも多くの子牛にミルクを飲む機会が与えられますが、例えば、1日8リットル哺乳の場合は、子牛1頭あたりの哺乳ステーション滞在時間が長くなるため、飼養可能頭数は減少します。また、カーフフィーダーの能力とは別に、多頭数を群飼いする場合は過密に伴う空気状態の悪化や疾病伝染の危険性を考慮する必要があります。子牛の飼養スペースを把握した上で哺育頭数を検討する必要があります。
哺乳作業を機械で行う代わりに、子牛の状態について観察を十分に行う必要があります。操作パネルやPCで子牛の哺乳状況を確認し、状況に応じて子牛の哺乳を補助して下さい。パウダータイプの場合、ホッパー内の残量を確認し粉ミルクを追加する必要があります。同様に添加剤装置、洗剤の残量も確認してください。ミルクを調合するミキサーは自動洗浄しますが、ミキサーグラス上端や水位センサーなどに汚れが残っていないか確認して下さい。ホッパー投与口の粉ミルクが湿気により固まっている場合は、棒などで除去して下さい。水、粉ミルク等が規定量給与されるか、哺乳温度が適切かを定期的に確認して下さい。