飼養管理のご意向に応じて、通常タイプの搾乳ユニット「ミルプロダイナミック」と分房別にミルクデータ計測を行うことができる高機能タイプ「ミルプロP4C」からお選びいただけます。
パラレルパーラーのクローは、人間工学デザインされた搾乳ユニット用ハンドル【ミルグリップ】(特許出願中)が付いています。
搾乳ユニットは、クローの内部に特許取得の円盤型ディフレクター(特許取得)を内蔵しています。ミルクがクローの壁沿いに流れ落ち、直接クローに流下しないため、一般的なクローで起こるミルクの乱流(ミルクが一斉にクローへ流出しティートカップへ逆流する現象)を防ぎます。
乳頭間の乳房炎感染に効果を発揮します。
搾乳終了時はミルク流量を感知して搾乳を停止し、過搾乳を防止します。
「ミルプロP4C」は、1本ずつ停止するため、より乳頭に優しい設計です。搾乳を停止する際のミルク流量は個別設定が可能です。
そのほか、搾乳の開始時と終了時に拍動回数を増やし、搾乳を促すマッサージ機能も備えています。
乳房に優しくソフトな感触で不快な刺激を与えない独自開発のシリコンライナーMILPRO(ミルプロ)、STIMULOR®(スティミュラー)を使用しています。
内部は非常に滑らかで、マウスピースがしっかりした形状のため、せり上がりスリップを防止します。密着性が高く、張力強度が持続する、長寿命のライナーです。
分房別にミルクの電気伝導度を測定し、異常があればディスプレーに分房位置と5段階レベルでの警告をリアルタイムに表示します。
4本合乳で測定する場合は数値が平均化されてしまうため、乳伝導度の異常を見逃すケースもありますが、分房別に測定することで正確な検知が可能になります。潜在性段階の乳房炎検知に非常に役立つ機能です。
搾り終わった乳房から1本ずつ搾乳を自動で停止し、4本全て止まった時点でミルカーが自動離脱します。各分房の泌乳バランスが異なった個体でも、過搾乳を防止できます。
*写真はテスト用シェル(通常はステンレスシェル)